マルシェの部屋 Vol.02 ~中川美奈子さん~

クリスタルリーディング
中川美奈子

(インタビュアー:杉森絵美)

――今日はクリスタルリーディングでマルシェに出展してくれている中川美奈子さんです。

中川美奈子)(以下「N」)「よろしくお願いします

――中川さんの経歴ってすごく面白くって、もともとは薬剤師で製薬会社でもバリバリやってたそうですね。
面白いですかねw

N)もともと医者になりたかったんですけど学力が足りなくてその時は入れたのが薬学部っていう事情ですw

――目に見える世界のことをとことん勉強された中川さんがなぜ今クリスタルリーディングっていう目に見えない世界にやってきたのかってとこが非常に興味津々ですが。

N)いや~もともと子供のころから「ムー」とか幽体離脱の記事とか読み漁ってる子供だったんで。
クリスタルものそのころから大好きでした。(※ムーとは… )

――それは…親は心配したんじゃ??(笑)

N)そこに関しては好きなら好きでいいけど、って感じだけど「それ以上は来ないでね~」って感じでしたね。

――そこから医療業界ですからね~親御さんもほっとしたかもしれないですね

N)昔は親ってすごいと思ってましたし、学生時代は成績=自分、会社員になれば仕事の評価=自分ってなってました…
だから20代になってから鬱になって。

――転換期ですね。

N)そうです。
今思えばいろいろ大きかったですよ~
変換点ということではすごいターニングポイントで。
価値観がガラッと変わってしまってくるしくて、もうそこにははまれなくて自分がどこに行けばいいのかを自分で探さないといけない、って状況になったんです。
「それ違うんで、新しい価値観持ってください」って一刀両断されたような感覚っていうんですか。
それで自分の生き方を見直したとき、スピとか精神的な構造ってどうなんだろう?ってまたそっちに目が向いたのがスタートでした。

自分で治すってことを自覚した瞬間から自立が始まった

――価値観が変わっていったことについて少しうかがえますか。

N)結局のころ、薬が効かなかったんです。
「病気しました→薬で治す」って当たり前の流れだったけど、もう使えない。
そしたらおいおい待てよと。私が見てる社会って平べったいものじゃない、そんな単純なものじゃないんだって気づきだして。

――というと?

N)「薬はいいもの」っていうわけじゃない。
もちろん、薬剤師として薬のお世話になって生きてきたし、精神科の薬も知ってる、いいドクターも知ってる。
でも人の心の構造ってそんな簡単なものじゃなくて、薬で治すってものでもない。
「あ、これもう薬でどうにかするっていう状態は続けられないんだ」って。
普通に「風邪になった、薬もらいます」って普通の構図だけど
「なぜ風邪ひいたのか?」
「自分で治る力はないのか」
「休みますって言えない会社ってどうなの」
いろんな当たり前がひっくり返ったんです。

――価値観変わるしかないですね。

N)ですよね。(笑)
薬剤師だから、抗生剤の使い過ぎは耐性菌をうむのどうのって理屈は知ってるけど、
自分の体今そうなってる?ってホントに起こり得ることが起こって。
それでもかかりつけの医者は、そんなこと気にしない。「効かなかったか~」って言って違う薬出されるだけ。
でも私の体は一向に治らない。
先生が悪いってことじゃないけど「なんかおかしくない?」って。
そういう問題なのか?って思いましたね~。

――でも薬剤師という立場もあって。

N)それこそ薬ってすごいって思ってましたからね。
人の体ってこうなってて薬ってこう作用してって理路整然とした世界で。
でも逆に製薬会社に入っていくと
お薬もらいましたってどういうことか、お医者さんが薬出して利益を得てる、薬局が薬を売って利益が発生する。
その先には製薬会社があって、どう得になるか考えて売ってるよね、って見えちゃう。
みんながみんな得を考えて薬を使ってる。もしかして病気って作られてるんじゃないかって思わせるようなこともたくさんあるんですね。

世の中はどうであれ、これは私の問題だ

N)それで会社を一年半くらい休職して。家にずっといると親が心配するの。
で何の心配って「首になっちゃうから這ってでも会社いけ」って私の体が心配なんじゃないんか!ってびっくりして

――親の世代の価値観ってそうですよね~成績とか一流企業とかね

N)話は平行線だったけど、親の言ってることは正しいとか社会の構造ってこういうものだっていうものが違うんだって気づいて。
そういう意味で世界がどういう構造になってるのかって興味が沸いたのもありましたね。

――それでホメオパシーに出会ったんですか?

N)鬱がよくなったのはホメオパシーじゃないんです。
でもその過程で、自分が治っていくってこういうことだって、人に任せない、ってことだって思って。
「自分が悪くなったからみて」って人任せじゃない、原因を外に求めないっていう考え方がすごく新鮮だったんですよね。
西洋医学だとウイルスとかって原因が行くけど、その土壌を作ったのは何か?ってことに目を向けるホメオパシーの考え方は新しい価値観でした。

――クリスタルリーディングって中川先生の中では比較的最近始めたんですね

N)それこそいろんなことを学んできたし、方法もある。それをいろんな視点で見ていくと共通性が見つかって。
クリスタルリーディングを取り入れました。
というとかっこよさげなんですけど。好きなものを好きといえるようになった、って感じなんですよね~自分の中では。
子供のころから石好きで、大人になってからクリスタルコレクターになってしまって破産する、とおもって一度封印したんですw
でも夫の転勤で東京に出ル、と決まったときに、昔からの自分に制限していろいろ「蓋してきた」ことに気づいて、「まだ残ってたか」って思いました。
「役に立たないものは無意味」というような昔の価値観がまだあったんだ!
その価値観にはラベルが貼ってあって、見たら「世間の価値観」って書いてあったりしてw
本当は好きなことを好きだって言って好きなようにやったらそれで私の世界って創造されていくのに気づくまでに相当時間がかかりました。

クリスタルリーディングは素直な「自分」を発掘するツール

N)クリスタルリーディングってものがあるって知ったとき、
実際自分がやってみるとすごくスムーズで驚いたんですよね。「なんじゃこりゃ!こんな簡単だったんか!」って。
クリスタルの声が聞こえる、とかってことじゃなくて、
クリスタルが持ってる意味とかが、その人に対するストーリーやビジョン、メッセージにマッチングしていくんだってことがクリスタルのすごさなんです。
クリスタルのメッセージは厳しいところもたくさんあるけど。(笑)
だから私のセッションはクリスタルのメッセージをもとにいろんなものを解析したり対処法を作ったりしていきます。
その時に占星術とか、ホメオパシーが力を発揮してくれてるんです。

――クリスタルリーディングでどんなメッセージを受け取ってほしいとかってありますか?

N)鬱の時に私が気付いたように、自分で変われる力があるってこととか、人に聞かなくてもわかってるよね?とか
健全な意味での自立っていうのを目指せるってことを受け取ってほしいんです、まず。
「私にはできないからやってください」「私なんてダメダメなんで」っていうんじゃなくて
「自分はちゃんとやっていける」ってそう思うところから始まるんじゃないかなって。思ってます。

――自分を信じる力ですね。中川さんの言う「自立」って。あと自分で考える力かな?

N)そうですね。
自分のテーマって「自分の本音を知る」ってことで。さっき言ったみたいに過去の価値観で勘違いしてることがたくさんあるんですよ。
私にもあるしクライアントで縁のある人もそう。
そういうときっていろんなヒーリングうけまくったり勉強しまくってて。
精霊が見えたらいいなとか、ハイヤーセルフと交信したいとか、そいう見えないものへのあこがれが強くなったりする。

――あったあったw 誰もが通る道かも?

N)そう(笑)
でも本来、今ここにいて肉体持ってますってことの方が、マジックだなって思うんですよね。
死んだ後のことはわからないけど、まあ明らかに肉体をもって生きる時間の方が短いんだから
「思考がすべて」とか「ハイヤーセルフとつながってガイドがどうの」とかって言っちゃえば死んでからもできるんで(笑)
「じゃあ肉体で何できるか」ってことを考えて生きたいんです。
お茶碗を手で動かせるってすごいことでしょう?
体の中で何が起こってるかってことまで考えたら超すごい。
念力使って動かせることがすごいってことじゃなくて、そういう今ある喜びや当たり前の軌跡に目を向けたいんです。

あんたの芝生も相当青いよw

――そうとは言え、念力使いたい人中川さんのもとにくる人も多いのでは?

N)そういうところにあこがれがあるのは全然いいんですよ!!(笑)誤解しないでほしいんですけど。もちろんそういう能力も否定しませんし。
でもその一方で、見えないものとか持ってないものに
「隣の芝生が青いんです~!!」っていうのもわかるけど、私はこういいたい。
「振り返ってごらんよ、あんたの芝生も相当あおいw」
それがわかってて動いてる人を応援したいし、わかってない人には気づかせてあげたいですね。

――中川さんの使命って何でしょう?

N)お互いが自立してるけど集合体としてもうごけるっていうかそういう誰もが主役張ってるぜっていうエネルギーの循環を作りたいんです。
自分ばっかりがお客さんにしてあげるじゃなくって、その先に、お客さんが誰かに何かをしてあげる。
私ができないんじゃなくて私がやりますっていうリーダーシップをとれる人を育てていくこと。
誰かがやるからやるんじゃなくってそこの判別を自分でつけれるようになる人が増えることができていくと
人が違ってても許せる自分とか、目くじら立てない自分でいられる人が増えて、たぶん私のお客様はいなくなるだろうね、っていう(笑)
でも悩むことも人間ができるミラクルだから、永遠のテーマなのかもしれないですけどね。
その中でも自分がどこに向かってどんな人間でいるのかってことは誰にも与えられた自由だって思ってます。

――ありがとうございました!壮大な思考の世界が繰り広げられた中川先生のインタビューでした!
9月より中川先生のクリスタルと占星術を使った企画がスタートします!!お楽しみに!